救急病院への対応要請や外科手術数の増加に伴い、カテーテルコネクタの需要は増加傾向にあります。加えて技術の進歩も、これらのコネクタが多くのアプリケーションに使用されることにつながっています。カテーテルコネクタは、ニードルレスのIVカテーテルコネクタ、吸引カテーテルコネクタ、その他の様々なタイプが使用されています。  

機能的なパフォーマンスのためのコンパウンド

カテーテルコネクタは薬液の注入と吸引の双方の目的で使用されています。これらは最も重篤な局面でのリスクを減らし、患者の回復力を改善するために、静脈内に直接挿入し薬液を投与する重要な医療機器の補助部品なのです。  

カテーテルコネクタのような医療機器には熱可塑性エラストマー（TPE）のような高性能材料が活用されており、ユーザーの安全性と効率性を保証するものとなっています。

 

TPEが医療業界における理想的な材料ソリューションである主な理由は、TPEがハロゲンやラテックスを含まず、また他の材料と比べて加工が容易であることが挙げられます。

様々な業界のために多様な熱可塑性エラストマー製品およびカスタム・ソリューションを提供するグローバル・TPEメーカーであるKRAIBURG TPE（クライブルグTPE）は、これらの要求を満たすためにTHERMOLAST® H（サーモラスト H）の新たな製品ラインを開発しました。

カスタム・カラー・オプションと材料の安全性

KRAIBURG TPEのTHERMOLAST® H HC/APシリーズは、高いレベルの柔軟性と強いグリップ性能を提供する、カテーテルコネクタ・アプリケーションに理想的な材料です。さらに、THERMOLAST® Hは、ショアAスケール30から90までの幅広い硬度レンジと、最適化された加工性を特色としています。このTPEコンパウンドは半透明で、お客様の仕様に対応した様々な色調への着色が可能です。

さらに、このTPEコンパウンドは生体適合性を備え、また動物由来成分やその他の潜在的に有害な成分を含みません。この材料はまた、中国GB 4806-2016、US食品医薬品局（FDA）CFR21、EU規則No.10/2011、REACHとRoHSに適合し、更にはISO 10993-5およびGB/T 16886.5に準拠した細胞毒性試験が行われています。